決勝レース 3月13日(日) 天候:くもり / 路面:ドライ
曇り空で気温7℃という真冬並みの厳しい寒さの中、14時10分より決勝レースが開始された。34台がフォーメーションラップを終え、スターティンググリッドに整列するとレッドシグナルが消灯。7周の決勝レースがスタートした。
ホールショットを決めたのはポールポジションの#999福原。2番手には#969井木、その後方には#390坂井、#75松本、#200西郷らが続く。そして7番グリッドの#127小林 天翔は1コーナーで#36阿久津 敏寿をパスして6番手に浮上。オープニングラップのオーダーは#999福原を先頭に2番手#969井木、3番手#390坂井、以下#75松本、#200西郷、#127小林の順。
2周目に入るとトップの#999福原は#969井木に2.688秒の差をつけ、早くも独走体制に入る。その#969井木も徐々に3番手以下との差を開き、盤石の1-2体制を築いていく。後方では6番手の#127小林がヘアピンカーブで#200西郷をパスして5番手に浮上し、#390坂井と#75松本の3番手争いに加わる。
その後上位陣の順位に変動は無く、#999福原は終始トップの座を守り、ポール・トゥ・ウインで2連勝を飾った。2番手には#969井木、そして7周にわたる熾烈な3番手争いを制したのは#390坂井であった。
しかし、レース終了後の再車検において、優勝した#999福原と2番手の#969井木の車両に違反行為が見つかり、「2016 N-ONE OWNER’S CUP 特別規則 4・2・4」違反により失格となった。これにより正式結果は#390坂井が繰り上がりで優勝となり、2番手に#75松本、3番手に#127小林が入った。
《優勝 #390坂井 拓斗選手のコメント》
「レース中は3台で楽しいバトルができました。金曜日のビギナーズミーティングで体験したリヤのスライドからのリカバリーでマシンの挙動を掴むことができたのが優勝に繋がったのだと思います。これはお勧めのトレーニングだと思います。次のレースに向けて父やチームスタッフの皆さんとマシンを仕上げていきます」
《2位 #75松本 恭典選手のコメント》
「レース中は坂井選手とのバトルが楽しめました。後ろからは小林選手もついてきて3台の接戦になりました。これは私が考える理想のレースでした。2位になったのも特別に問題があったわけではないです。今日は40代の私が20代と30代に挟まれたレースになりましたが、これから先は少しずつ若い選手をいじめて行きます(笑)」
《3位 #127小林 天翔選手のコメント》
「7番手スタートだったのですが、スタートでチームメイトの阿久津さんを抜いて更にもう1台抜いてポジションを上げることができたのである意味自信がつきました。昨日チームの皆さんにクルマのアライメントをきちんと取ってもらったのが成績に繋がったのだと思います」