レースレポート

決勝レース 9月11日（日） 天候：晴れ / 路面：ドライ

照りつける強い日差しで気温が32℃まで上昇。予選終了からおよそ4時間後の13時30分よりフォーメーションラップが開始された。全車がグリッドに着くとレッドシグナルが消灯。8周のレースがスタートした。
ホールショットを奪ったのはポールスタートの#74小野。2番手には#336吉田がつけ、その後方では#76楠井、#75松本らが#336吉田にプレッシャーをかける。オープニングラップはクリアなレース展開で、#74小野を先頭に#336吉田、#76楠井、#75松本、#34小川、#66高橋のオーダー。#74小野は地元の岡山国際サーキットで優勝するという強い気持ちが後押しし、2周目には鬼気迫る走りでこのレースのベストラップとなる2分13秒075を叩き出し、#336吉田との差を広げて行く。結局#74小野は最後までトップの座を守り切り、念願のポール・トゥ・ウインで昨年の第3戦岡山ラウンド以来の優勝を飾った。
一方、「二桁優勝が目標」と言っていた#336吉田は、今一歩追い上げがおよばず2位でフィニッシュ。#76楠井は岡山で3回連続の3位表彰台となった。4位には6周目の1コーナーで#75松本をパスした#34小川が入った。5位には#75松本、6位には6周目のヘアピンカーブで#66高橋の前に出た#23島田 清志がつけた。また、TUBEのドラマー#101松本 玲二は8番グリッドからスタートしたが、ジャンプスタートでドライビングスルーペナルティーを課せられ、15位でレースを終えた。

《優勝 #74 小野 貴史選手のコメント》
「ようやく優勝できたので、気持ちよく家に帰れます。吉田選手があまり攻めてこなかったので、タイヤをセーブして走ることができました。もしかして彼は後半に備えて走っているのか、とか色々考えてしまいました。恩師のためにも優勝できて本当に嬉しいです」

《2位 #336 吉田 綜一郎選手のコメント》
「抜くチャンスはあると思っていたのですが、最後まで一度もチャンスはありませんでした。小野さんとはペースが違い、離される一方でした。レースになればスリップを使ってついて行けると思ったのですが、それも叶いませんでした」

《3位 #76 楠井 義則選手のコメント》
「もう3位にしかなれないような気がしてきました。最初は若干余裕があったので吉田選手を抜けると思ったのですが、それも最初だけでした。後半はついていけず、むしろ、後ろが心配になりました。でも後ろは競っていてくれたので追いつかれず助かりました」