決勝レース 5月22日(日) 天候:くもり 路面:ドライ
10時45分になるとフォーメーションラップが開始された。スタート前にリタイヤとなった1台を除く39台が正規グリッドに着くと、レッドシグナルがブラックアウト。9周の決勝レースが開始された。ここで抜群のスタートを決めて、ホールショットを奪ったのは2番グリッドの#414 HIROBON。これに#55塚原、#36阿久津がつづく。一方ポールポジションの#15塚原はスタートに失敗して大きく順位を落としてしまう。オープニングラップ終了時点でのオーダーは、#414 HIROBONを先頭に#55塚原、#36阿久津、#223吉田、#45塚原、#710岡村英莉がつける。このまま逃げ切りたい#414 HIROBONだがその背後から#55塚原がテール・トゥ・ノーズでプレッシャーをかける。3位争いは先頭の2台から離された#36阿久津と#223吉田が激しいバトルを展開する。しかし6周目に入ると#36阿久津が突然ペースダウン。そのままピットに戻り、リタイヤとなってしまう。#414 HIROBONと#55塚原のトップ争いは最終ラップまでつづくが、#414 HIROBONは#55塚原の執拗なアタックを退け、トップでチェッカーを受けて初優勝を飾る。2位には#55塚原、3位は#223吉田。そして一時は7番手まで順位を落とした#15塚原は4位でフィニッシュ。以下#710岡村、#76武藤壮汰がつづいた。しかし、#15塚原はレース中に他車との接触があり、ドライビングスルーペナルティを科されたが、このペナルティを消化することができず、競技結果に30秒加算されて12位まで順位を下げることになってしまう。これにより6位には#602岩月邦博が入った。
《優勝 #414 HIROBON選手 のコメント》
「ラッキーな部分もありましたが、とりあえずミスしないように走りました。後ろから接近されて、ひとつのミスで抜かれてしまうと思い、集中して走りました。初優勝なので嬉しいです。次の第5戦は厳しいと思います」
《2位 #55塚原啓之選手 のコメント》
「兄がスタートでミスしたので急に前が空いてビックリしました。HIROBONさんに仕掛けたのですが、速かったです。いいところまで詰めることができたのですが、HIROBONさんの方が速かったですね。でも後ろに付いて走ることで勉強になりました。次の第5戦は私が前なのでポジションを守りたいと思います」
《3位 #223吉田祐太選手 のコメント》
「3位表彰台は去年の鈴鹿ファイナル以来です。前にいた阿久津さんがトラブルでスロー走行した時は驚きました。タナボタですが久々の3位表彰台は気持ちよかったです。次はきちんと抜いて表彰台に上がることができるように頑張ります。このメーカーのタイヤでの表彰台は今シーズン初なので良かったです」