決勝レース 4月22日(土)
天候:晴れ / 路面:ドライ
公式予選終了から約3時間余りのインターバルを空けて13時40分よりスタート進行が始まった。ストレートに吹く強い追い風は一向に弱まらず、気温は21.3℃までしか上がらない。ピットスタートの1台を除く48台が1周の隊列走行を終え、全車が正規グリッドに整列すると、レッドシグナルがブラックアウト。6周のレースがスタートした。ポールスタートの#743尾藤は先頭で1コーナーへ進入するが、2コーナーでイン側を空けた隙に#78水野に先行を許し、2番手にポジションを落としてしまう。その後方には#99亀田、#305志賀、#770原田、#93合谷がつづく。先頭集団はターン7を駆け上がって西コースへ消えて行く。デグナーカーブでは#770原田が#305志賀をイン側からパスして順位を上げる。オープニングラップ終了時点での順位は#78水野を先頭に、#743尾藤、#99亀田、#770原田、#305志賀、#93合谷がつづく。2周目に入ると#78水野はファステストラップとなる3分6秒947をマークして独走体制を築いていく。一方#743尾藤と#99亀田の2番手争いは激しく、1コーナーに2台が並んで入るが、#743尾藤はイン側をキープして#99亀田を抑える。その後先頭の#78水野は周回を重ねる毎に2番手以下との差を広げ、終始安定した走りで6周を走り切り、トップでチェッカーを受けて初優勝を飾った。2位はタフなバトルを制した#743尾藤、3位には#99亀田がつけ、以下#770原田、#305志賀、#93合谷の順でフィニッシュした。
《優勝 #78 水野大選手のコメント》
「今まで出ていたレースと違ってツーペダルなので、スタートを試すタイミングも無くぶっつけ本番になりました。ワンメイクレースなので決勝ではスタートから1、2コーナーまでに抜かないとダメだと思いました。トップに立ってからは、6周のレースなのでタイヤの性能が落ちることが無いカテゴリーだと思い、普通にプッシュしました。後は後続との距離感をみて自分のペースを決めて走りました。めちゃくちゃ楽しかったです」
《2位 #743 尾藤成選手のコメント》
「ジワジワ前に離されていった感じですね。スタートの2コーナーでは、予選の時と同じように入っていったらラインが外に膨らんでしまい、普通に抜かれてしまいました。何だか様子がおかしいと思いましたが、経験不足ですね。その後は後続に迫られて苦しかったですけど、何とか抑え切りました。コーナーで離しても直線で追いつかれてしまうので、ずっとヒヤヒヤしていました。でも、今日はやれることはヤッタかなという感じがします」
《3位 #99 亀田正輝選手のコメント》
「楽しかったです。前のクルマを抜かそうという動きはしましたが、冷静にここは行っていいところなのか、悪いところなのかを考えてレースができたのは良かったと思います。綺麗なレースを心掛け、それができたのが良かったと思います。3位という成績は僕には高すぎる結果だと思いますが、ここで満足しないでさらに上を目指していきたいです」