決勝レース 9月17日(日)
天候:晴れ / 路面:ドライ
公式予選終了から約2時間のインターバルを空けて決勝レースのスタート進行が始まった。グリッド上での選手紹介が終わるとフォーメーションラップが開始。1周の隊列走行を終えて全車が正規グリッドに着くと、レッドシグナルがブラックアウト。9周の決勝レースがスタートした。ポールポジションの#15塚原は好スタートを決め、真っ先に1コーナーに飛び込んでホールショットを奪う。その後方には#920畠山、#36阿久津、#45塚原、#453及川がつづく。このサーキットを得意とする#15塚原はレース序盤からペースを上げ、後続を引き離しにかかる。オープニングラップ終了時点での順位は#15塚原を先頭に#920畠山、#36阿久津、#45塚原がつづき、5番手には7番手スタートから2台を抜いた#55塚原啓之がつけ、これに#453及川がつづく。レースが中盤に入ると#920畠山と#36阿久津のペースが上がり先頭の#15塚原にプレッシャーをかける展開となる。しかし、5周を終了すると、最終コーナーでのアクシデントを処理するために赤旗が提示され、レースは一時中断となる。その後コースがクリアになるとセーフティカー先導で残り3周のレースが再開。再スタート後も#15塚原は安定した走りを見せ、8周目にはベストラップとなる1分54秒367をマークして後続を引き離しポール・トゥ・ウィンで今期1勝目を飾った。2位は#920畠山、3位には#36阿久津、以下#45塚原、#55塚原、#453及川がつづいた。
《優勝 #15 塚原和臣選手のコメント》
「思いのほか気温が上がり、赤旗でさらに気温が上がって苦しかったです。赤旗が出なかったら僕も後方のバトルに混ざっていたかもしれません。あと1、2周あったら危なかったです。レース途中から水温が上がったのでヒーターをつけました。また来年も頑張ります」
《2位 #920 畠山淳也選手のコメント》
「前も後ろも速い選手で、最初から最後までずっと団子状態でした。前を抜くに抜けず、後ろから抜かれそうにもなりましたが、何とか最後までポジションをキープすることができました。塚原さんをプッシュするとラインが崩れ、今度は後ろから阿久津さんが近づいてくるので、前にも後ろにも気を使いながら走りました。レースは楽しかったですね。阿久津さんも塚原さんもN-ONEではトップクラスの方々ですから、そういう方たちとまともにレースができるようになったことも喜ばしいことです」
《3位 #36 阿久津敏寿選手のコメント》
「昨日はよくて今日もいい感じだったのですが、予選でタイムを出すことができませんでした。2番手ぐらいはいけると思ったのですが、決勝のためにタイヤを作って予選を走りました。決勝では何回か畠山さんに並んだのですが、いけるかなって思った時に赤旗が出てしまいました。再スタート後は3人の誰が勝ってもおかしくない感じでした。とりあえず表彰台に上がることができて良かったです。来週の富士に合わせて調整していきたいと思います。今後は予選でタイムを出しながらタイヤを作って決勝に臨む感じですね」