公式予選 6月12日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
朝方まで降り続いた雨も上がり、雲の切れ間には青空が見える筑波サーキット。気温23.8℃、というコンディションの中で、9時30分よりA組の公式予選が開始された。計測開始早々に1分17秒968を叩き出してトップに立ったのは#36阿久津敏寿。これに#718吉田、#45塚原、#75森本らがつづく。しかし、開始から4分が経過するとコース上でアクシデントが発生。車両回収作業のため赤旗が提示されてしまう。コースがクリアになると残り時間10分で予選再開。#36阿久津は再開後に数周アタックするが、タイムを更新することができずピットへ戻る。その後ほとんどのドライバーが自己ベストタイムを更新するが、誰も#36阿久津のタイムを上回ることができず予選は終了。この結果A組のトップは#36阿久津、2番手には#718吉田、3番手には#45塚原、以下#75森本、#9小林雄太、#21金山和弘がつけた。
コースがクリアになるとB組の公式予選が始まった。まずは最初のアタックで#83飯田真也が1分18秒675をマークしてトップに立ち、これに#695ロッシー小川、#183海老原直之がつづく。そして、#920畠山淳也が1分18秒534をマークしてトップに立つが、#2亀井涼も周回を重ねる毎にタイムを縮め、7周目に1分18秒528を叩き出してトップの座を奪う。その後は誰も#2亀井のタイムを上回ることができずに予選終了となる。この結果Bグループのトップは#2亀井で、2番手には#920畠山、3番手には#83飯田、以下#602岩月邦博、#55 塚原啓之、#695ロッシー小川がつけた。
決勝レースのポールポジションは、総合結果で最も速かったA組の#36阿久津。2番手にはB組でトップの#2亀井がつける。3番手以降はA組、B組がタイム順に並び、3番手には#718吉田、以下#920畠山、#45塚原、#83飯田がつけた。一方、フューチャーズレースのグリッドは、ポールポジションに#29高野文之、2番手に#86廣原秀多、3番手には#250石川光久、以下#65黒沢誠、#310堀内典晶、#789杉原悠太がつけた。
《ポールポジション #36 阿久津敏寿選手のコメント》
「たまたま出たタイムです。水曜日に走った時にセッティングが出ていました。でも思ったよりもタイヤがグリップせずアンダーが強かったのですが、1周目にタイムを出そうと思いました。赤旗解除後の最初のアタックは最終コーナーまでベストでいけたのですがタイムを更新することはできませんでした。結果的にはアンダー気味が良かったのかもしれませんね。コースインのタイミングも良かったと思います。十勝はリタイヤだったので、今回はせめて表彰台には上がりたいです」
《フューチャーズレースポールポジション #29高野文之選手のコメント》
「予選では私が原因で赤旗を出してしまい、皆さんに迷惑をかけてしまいました。トラブったにも関わらずポールなのは気にかかるところです。決勝レースは無理のない範囲で頑張ります。皆さんのおかげでクルマも直り、レースに戻ることができました。感謝しています」