レースレポート

決勝レース 9月25日（日） 天候：晴れ / 路面：ドライ

気温は27℃まで上昇し、夏の暑さが戻ってきたスポーツランドSUGO。10時35分よりフォーメーションラップが開始され、29台がスターティンググリッドに着くとレッドシグナルがブラックアウトして8周のレースがスタート。
久々のポールスタートとなる#36阿久津は、抜群のスタートで#336吉田を抑え、ホールショットを決める。このふたりの後方には#999福原、#119森下、#127小林らがつける。#36阿久津はスタート前に「後半に強いタイヤなので、前半に吉田選手を抑えきることができれば勝てます」と、自信のほどを伺わせており、序盤は抜かれない作戦でいくようだ。しかし、#336吉田もそうはさせずと必死に食らいつく。さらに#336吉田の後方では#999福原と#119森下も虎視眈々と上位を狙う。トップの#36阿久津は、レース中盤以降も全く隙を見せる様子はなく、最後まで#336吉田を抑え、今季初優勝をポール・トゥ・ウインで飾った。#336吉田は2戦連続で2位に留まり、#999福原は3位でチェッカーを受けた。
また、昨年よりこのレースに参戦しているプロボクシング元世界チャンピオンの内藤 大助選手は、2周目に予選タイムを1秒以上上回るベストタイムをマークし、後方集団とはいえ激しいバトルを制して27位でフィニッシュした。

《優勝 #36 阿久津 敏寿選手のコメント》
「吉田選手にピッタリつけられて苦しかったです。ヘアピンで突っ込みすぎて飛び出しそうになりました。でも凄く楽しい長いレースでした。このタイヤはこのサーキットと相性が良いので、気温が上がれば後半絶対の強さが発揮できますね。前半頑張れば後半楽になると思っていたのですが、予想外に吉田選手がついてきました」

《2位 #336 吉田 綜一郎選手のコメント》
「どこかでチャンスがあると思って阿久津さんについていきました。4コーナーまではついて行けたのですが、その後、離されてしまいました。最近勝てていないので、次は頑張ります」

《3位 #999 福原 順一選手のコメント》
「今回は吉田選手と1-2を狙っていたのですが、阿久津さんにやられてしまいました。吉田選手と阿久津選手のバトルを後ろから見ていて、阿久津選手は後半苦しそうだったのでチャンスがあると思っていましたが、でもだめでした」