決勝レース 3月5日(日) 天候:晴れ / 路面:ドライ
シーズン開幕戦にふさわしい好天の中、13時00分より8周の決勝レースが始まった。
コースインに間に合わずピットスタートとなった2台を除く21台がスターティンググリッドに整列するとフォーメーションラップが開始される。全車グリッドにつくとレッドシグナルが消灯してレースが開始された。
ホールショットを奪ったのはポールポジションスタートの#74小野。その後方には#75松本、#76楠井、#34小川 貴大がつける。さらにその後方では#61谷川が上手いスタートを見せ1コーナーの進入では5番手スタートの#551藤井 智大の前に出るが、2コーナーで抜き返されてしまう。
1周目終了時のオーダーは、#74小野を先頭に#75松本、#76楠井、#34小川、#551藤井、#61谷川の順でメインストレートを通過していく。
2周目には#74小野がこのレースのベストラップとなる2分11秒406を叩き出して逃げ切りの体制を築く。後方では何としても表彰台の一角に入りたい#34小川がコース幅をいっぱいに使って3番手の#76楠井を攻めるが前に出ることはできない。
トップを快走する#74小野は終始安定した走りを見せ、ポール・トゥ・ウインで開幕戦を制した。2位には#75松本、3位には#76楠井が入り、チームでの1-2-3を飾る結果となった。4位には#34小川が入り、5位には最終ラップのダブルヘアピンで#551藤井を抜いた#61谷川が入った。
そしてこのレースで最も激しいバトルを繰り広げたのは、12位でフィニッシュした#27手塚 篤史と、急成長を見せる女性ドライバーの#881秋山 ゆうこで、終始テールトゥノーズ、サイドバイサイドの目が離せない戦いを見せ、クリーンなバトルは大いに観客を沸かせた。
《優勝 #74小野 貴史選手のコメント》
「頑張りました。さすがに地元ですし、走り慣れたコースですし、後ろにチームメイトがふたりもいたし。でもどこかに去年2度も負けている吉田 綜一郎選手の影があり、見えないプレッシャーとの戦いでした(笑)。また頑張ります」
《2位 #75松本 恭典選手のコメント》
「後ろの楠井選手が頑張ってくれたので、マイペースで走ることができました。チームメイトで表彰台を独占できたのは初めてなので嬉しいです」
《3位 #76楠井 義則選手のコメント》
「悲願のチーム1-2-3を達成することができました。松本選手のペースが上がらなかったので後ろからぴたりとつかれて大変でした。松本選手の車の真後ろにつくと水温が上がるので、わざとラインを外したりしました」