レースレポート

RACE REPORT

Round.6 05.13 Sat 富士スピードウェイ

決勝レース 5月13日(土) 天候:雨 / 路面:ウエット

昼頃から雨脚が強くなり、N-ONE OWNER’S CUPの前に行われた2つのレースは、セーフティーカー(SC)スタートで始まり、赤旗提示でレース終了という状況の中、14時14分よりグリッドへ向けてのコースインが始まった。
36台のマシンがグリッドに整列すると雨に加えて霧がたち込め、スタートはSC先導で行われることになる。
14時30分よりSCスタート開始。2周目に入ると霧が弱くなりSCがピットロードに入るとグリーンフラッグが振られ、残り5周のレースが開始された。先頭の#66 高橋に続き#200 西郷がコントロールラインを通過。これに遅れること約7秒で3番手争いの#40 篠原、#75 松本、#69 寺地、#36 阿久津の集団が通過していく。
続く1コーナーで#75 松本が#40 篠原をインから抜いて3番手に浮上。その#40 篠原はポジションを戻そうと必死に走行を続けるが、ダンロップコーナーでインを空けた隙に#69 寺地に抜かれ、逆に5番手まで順位を落としてしまう。
3周目のオーダーはトップ#66 高橋、1.4秒差で#200 西郷、その後方に#75 松本、#69 寺地、#40 篠原、#36 阿久津が続く。4周目に入ると1コーナーで#36 阿久津が#40 篠原をパスして5番手に浮上。
レースが終盤に入っても#66 高橋は落ち着いた走りを見せ、時折霧が立ちこめる難しいコンディションの中、一時は#200 西郷に詰められる場面もあったが、見事に7周を走りきり、堂々のポール・トゥ・ウインでN-ONE OWNER’S CUP史上初の女性ウイナーに輝いた。2位には#200 西郷、3位には6周目のダンロップコーナーで#75 松本を抜いた#69 寺地が入った。4位に#75 松本、5位に#36 阿久津、そして女性ドライバーの#881 秋山 ゆうこが大健闘の6位入賞を果たした。

《優勝 #66 高橋 純子選手のコメント》
「嬉しすぎます。SCが入っている間は、頭の中でああなったらこうしようとシミュレーションしていました。SCがピットロードに入った時は、後ろが離れていたので安心してスタートできました。ローリング中は、タイヤを温めながら集中力を切らさないようにしました。N-ONEレースの前に行われた2つのレースがSC先導のまま終わってしまったのでN-ONEはどうなるのかドキドキしていました。でも以外と早くSCがいなくなったので、『行くんだ〜。よし、走れるぞ』という気持ちになりました。西郷選手が後ろにいたのですが、タイムを出すことよりスピンをしないことが大前提だったので、いつもより抑えめで丁寧に走りました。レース終盤になって抑えすぎたかなと思いペースを上げました。次の目標はシリーズランキングを上位で終わらせることですね」

《《2位 #200 西郷 倫規選手のコメント》
「追いつくことができなかったです。SCがいなくなった後のスタートは一瞬送れてしまいました。あの時は後ろも気にしていたので、気づいたら先頭と離れていました。終盤に高橋選手との差を詰めることができたのですが、オーバーランしてしまい差を広げられてしまいました。最後は自分のポジションを維持するのが精一杯でした」

《3位 #69 寺地 晃正選手のコメント》
「楽しかったです。SCがいなくなってスタートしたときはトップと離れてしまったので、3位争いに頭を切り換えました。後ろに阿久津さんがいて、前に松本さんがいたので、前後どちらに意識を持っていくべきか悩みました。結局、阿久津さんに後ろから見守られながら松本さんとバトルしたような状態でした。今回は練習走行から予選まで阿久津さんに引っ張っていただき、とても感謝しています」

決勝リザルト

WEATHER : Rain COURSE : Wet 富士スピードウェイ 4,563m

Pos. No. Driver Team/Car Time Delay Gap Best
1 66 高橋 純子 GO&FUN HTRN-ONE 21’00.639 - - 2’41.401
2 200 西郷 倫規 東京中央世田谷200N-ONE 21’02.304 1.665 1.665 2’41.705
3 69 寺地 晃正 MLヌヴォラーリ69N-ONE 21’09.722 9.083 7.418 2’41.293
4 75 松本 恭典 SPMレイハートµ♡N-ONE 21’09.929 9.290 0.207 2’40.995
5 36 阿久津 敏寿 DLヌヴォラーリ★N-ONE 21’14.203 13.564 4.274 2’42.094
6 811 秋山 ゆうこ ATJR☆UKc総務N-ONE 21’18.490 17.851 4.287 2’42.307
7 40 篠原 亮平 ホンダカーズ埼玉北N-ONE 21’18.924 18.285 0.434 2’42.056
8 76 北嶋 優一 SPMレイハートµ●N-ONE 21’23.203 22.564 4.279 2’43.139
9 18 土橋 元亮 WestRiver N-ONE 21’24.132 23.493 0.929 2’43.170
10 710 岡村 英莉 SpTecN-ONEあみたん娘 21’25.299 24.660 1.167 2’42.457
11 690 椋本 陵 BSホンダデザインN-ONE 21’29.751 29.112 4.452 2’44.306
12 15 松本 拓也 N-ONE Modulo 21’32.941 32.302 3.190 2’43.398
13 111 野島 詳久 N-ONE 111 21’33.984 33.345 1.043 2’44.175
14 72 沼田 勝義 72 Racing N-ONE 21’35.789 35.150 1.805 2’44.888
15 62 ピエール北川 PK@RACING N-ONE 21’51.965 51.326 16.176 2’46.733
16 327 小林 吉彦 ヌヴォラーリN-ONE初号機改 21’52.373 51.734 0.408 2’46.702
17 83 飯田 真也 AragostaµN-ONE 21’53.282 52.643 0.909 2’46.786
18 19 恩塚 一将 BRP★BDTP N-ONE 22’03.143 1’02.504 9.861 2’47.404
19 850 佐藤 済 HYOFC µ N-ONE 22’04.359 1’03.720 1.216 2’48.265
20 719 谷津倉 宏充 コンドーレーシングN-ONE 22’05.897 1’05.258 1.538 2’47.590
21 58 水野 稔也 ∞オリョクルµでちN-ONE 22’10.309 1’09.670 4.412 2’47.732
22 46 成田 光陽 Dangerous★N-ONE 22’18.731 1’18.092 8.422 2’47.559
23 808 浜野 春夫 還暦の手習い 紅白N-ONE 22’23.110 1’22.471 4.379 2’48.359
24 221 渡辺 将彦 クリオ富士安心号N-ONE 22’25.341 1’24.702 2.231 2’49.293
25 324 野口 牧人 324 N-ONE 22’30.526 1’29.887 5.185 2’49.617
26 81 中村 武司 DTS N-ONE 22’39.261 1’38.622 8.735 2’49.574
27 100 一之瀬 翔 東京中央世田谷100N-ONE 22’48.491 1’47.852 9.230 2’46.436
28 54 峯川 尚 HTC N-ONE 22’57.160 1’56.521 8.669 2’53.586
29 223 赤池 知樹 クリオ富士よかった号N-ONE 22’58.316 1’57.677 1.156 2’53.727
30 89 水村 リア ケンウッドモデューロN-ONE 22’58.354 1’57.715 0.038 2’54.028
31 55 渡辺 慎太郎 CG N-ONE 22’59.031 1’58.392 0.677 2’53.221
32 222 前嶋 丈浩 クリオ富士自立号N-ONE 23’11.990 2’11.351 12.959 2’53.883
33 123 采女 華 チームホンダマガジンN-ONE 23’12.442 2’11.803 0.452 2’52.260
34 164 山中 麻由 N-ONE Modulo X 23’54.160 2’53.521 41.718 2’59.878
35 60 藤木 聡 TACスピードプロN-ONE 21’06.268 1Lap 1Lap 3’03.029
36 723 勝野 弘幸 ホンダ N-ONE 17’18.277 2Laps 1Lap 2’53.802
---- 以上 規定周回数完走: ----

開始時刻:14:29’01  終了時刻:14:50’01.639
参加台数36台 出走台数36台 完走台数36台
Fastest Lap No.75 松本 恭典 / SPMレイハートµ★N-ONE 2’40.995 (7/7) 102.033km/h

※規定周回数 4