レースレポート

公式予選 7月30日（日） 天候：晴れ / 路面：ドライ

早朝から十勝スピードウェイ周辺は霧が立ちこめ、気温16度と肌寒い状況であった。
しかし予選が始まる頃には日差しも強くなり、気温も19度まで上昇。8時31分になるとピットロード出口が開放され、20分間の公式予選が開始された。先ずは2周目に#36 阿久津が1分56秒426をマークしてトップに立つと2番手には0.042秒差で#390 坂井、3番手には#69 寺地 晃正が続く。
しかし、専有走行から好調の#123 小山が3周目に1分56秒363を出してトップに躍り出ると、#66 高橋も0.006秒差で2番手につける。
一旦ピットに戻った#123 小山は再びタイムアタックを行い、#36 阿久津のスリップストリームを使って1分55秒772までタイムを縮め、初のポールポジションを獲得。2番手には#66 高橋が入り、女性ドライバーが初めてフロントローを独占することになった。3番手には#36 阿久津、以下#390 坂井、#69 寺地が続いた。

《ポールポジション #123 小山 美姫選手のコメント》
「嬉しいです。やっと予選で一番になれたという感じです。自分でも予想していなかったタイムを出すことができて驚いています。
昨日の練習走行でのベストは56秒9だったのですが、今日は路面温度が下がってタイムアップできるとしても、縮められるのはコンマ6秒ぐらいだと思っていたので56秒3、それに十勝を走り慣れる分を考えても56秒1が限界だと思っていました。
それが55秒台のタイムを出せるなんて想像できませんでした。56秒3を出した時はエアコンを消すのを忘れていたのですが、ピットに入ってもう一度アタックした時に36号車のスリップを使うことができて55秒台を出すことができました。
今回は3回アタックして、3回とも成功しました。決勝の作戦は、スタートの時にしっかりパーキングブレーキを解除することです。前回のような失敗をしないようにしっかりパーキングブレーキを確認します。前回のレースでは出足は良かったので今回もそれを再現できればスタートから良い展開になるはずです」