決勝レース 8月18日(土)
天候:晴れ / 路面:ドライ
予選から約3時間のインターバルを挟んでスタート進行が開始された。連日続いた猛暑日も一休みとなったツインリンクもてぎ。気温25.1度、路面43.5度、湿度43%と絶好のコンディションで決勝レースを迎えた。定刻通り13時20分よりフォーメーションラップが始まる。ピットスタートの#719谷津倉宏充を除く44台が正規グリッドに着くと、5ユニットのシグナルがオールレッドからブラックアウト。ポールポジションの#998福原はマシンを右に寄せながら1コーナーへ向かっていく。レース前に「スタートでは阿久津さんを抑えたい」と言っていた#998福原は先頭で1コーナーへ進入。2番手には#36阿久津がつけ、#200西郷と#127小林がテール・トゥ・ノーズで1コーナーへアプローチ。その後方では#123小山と#60原田健太が#97松本をパスして順位を上げる。#998福原は1周目からペースを上げ、2番手以下を引き離しにかかる。1周目、トップ#998福原は#36阿久津に2秒3の差をつけてコントロールラインを通過。その後方では#127小林が3番手に浮上し、4番手に#200西郷、以下#123小山、#60原田、#97松本がつづく。3周目の5コーナーでは6番手の#60原田が#123小山をインからパスして5番手に浮上する。トップを走る#998福原は4周目にこのレースのベストタイムとなる2分47秒388をマークして独走体制を築く。終盤は#36阿久津に差を縮められる場面もあったが、トップの座を最後まで一度も譲ること無く見事ポール・トゥ・ウインを飾った。2位には#36阿久津、3位には#127小林、以下#200西郷、#60原田、#123小山の順でレースは終了した。
《優勝 #998福原順一選手のコメント》
「優勝できて良かったです。阿久津さんにスタートで抜かれるかと思いました。スタートの1コーナー以降は丁寧に走りました。今回の足回りはコーナーがとても良かったです。足回りとタイヤのおかげで優勝することができました。タイヤは最後まであまりたれませんでした。たれてもコントロールがしやすかったです。スタッフの皆さんがセッティングを出してくれたおかげです」
《2位 #36阿久津敏寿選手のコメント》
「ベストを尽くしましたけど前に追いつくことはできませんでした。一瞬追いついても直ぐに離されてしまう展開でした。難しいですね。なるべくタイヤをこじらないように路面の状況を探りながら走ったのですが、最後はクルマがふらついてしまいました。完敗ですね」
《3位 #127小林天翔選手のコメント》
「マシンも慣らしを終えて、前のクルマと同じような状態になりました。もてぎは地元ですし、回りから期待されていたので、勝てなかったのは悔しいです。予選の結果が全てです。4番手からスタートして西郷さんとクリアなバトルができました。ペースは良かったのですが、阿久津さんには届きませんでした」