公式予選 9月29日(土)
天候:くもり / 路面:ドライ
気温13度と肌寒い状況の中、定刻より5分遅れの8時50分より20分間の公式予選が開始された。ピットロード出口のシグナルがグリーンに変わると、#123小山を先頭に44台のマシンが続々とコースへ入っていく。計測開始1周目にいきなり#5 鈴木がコースレコードを上回る1分59秒972をマークしてトップに立つ。しかし、すぐに#123小山がこのタイムを上回る1分59秒938を叩き出してリーダーボードのトップに躍り出る。#123小山は次の周に1分59秒921、さらに次の周には1分59秒850までタイムを伸ばしてポールポジションを決定づける。#5鈴木は最後までアタックを続けるが、クリアラップが取れず2番手に留まる。3番手には#60原田 健太、以下#36阿久津、#998福原 順一、#69寺地 晃正がつづいた。コースレコードを更新した#123小山と#5鈴木のタイム差は僅か0.122であり、決勝では激しいバトルが予想される。
《ポールポジション #123 小山 美姫選手のコメント》
「クルマのセッティングは基本的にタイヤの内圧を調整しただけです。昨日の走行ではニュータイヤとユーズドタイヤを比較して、予選がウエットならニュータイヤ、ドライならユーズドタイヤでいくことに決めました。クルマのセッティングは内圧とダンパーの減衰しかやったことがないので、昨日はずっとこの2つを考えていて、寝ていても夢の中にでてきました。そんな状況の中で決めたセッティングが予選でマッチしたと思います。2周目か3周目にタイムを出す作戦だったのですが、クリアラップが取れなくて、ベストタイムを出せたのは4周目でした。これは最初から想定できたことだったので、その方向で内圧を合わせていました。去年は最後に坂井選手に逆転されてポールを逃してしまったので、今回は気を抜かずにアタックしました。決勝はスタートさえミスしなければコンスタントにタイムを出しているので大丈夫だと思います。もし雨が降っても問題ありません」