決勝レース 5月11日(土)
天候:くもり / 路面:ドライ
気温24.0度、路面温度52.3度というコンディションの中、13時48分にフォーメーションラップが開始された。1周の隊列走行が終え、53台のマシンが正規グリッドに着くとレッドシグナルがブラックアウト。7周のレースがスタートした。ポールポジションの#998吉田はデビュー戦とは思えない落ち着いたスタートを見せ、#15塚原を牽制しながら1コーナーへアプローチしてホールショットを決める。コカ・コーラコーナー辺りから2番手の#15塚原が#998吉田の背後にピタリと着けてプレッシャーを掛ける。3番手に#250石川がつけ、やや間隔を空けて4番手に#723勝野、5番手に#85芦田がつづき、その後方では7番手スタートの#190畑中がコカ・コーラコーナーで#909野田をパスしてひとつ順位を上げる。オープニングラップのオーダーは#998吉田を先頭に#15塚原、#250石川、#723勝野、#85芦田、#190畑中の順でコントロールラインを通過。2周目に入ると1コーナー手前で#15塚原が#998吉田をオーバーテイクしてトップに躍り出る。追う立場となった#998吉田はGR Supraコーナーで#15塚原をインから抜き去り、トップに返り咲く。2台のトップ争いは激しさを増し、3周目の1コーナーではイン側に#998吉田、アウト側に#15塚原が並んだ状態で進入。2台は並びながらコーナーを立ち上がるが、前に出たのは#15塚原で、再びトップの座を奪い返す。レースの折り返しとなる4周目になると、トップ争いは#15塚原、#998吉田、#250石川の3台に絞られる。その後#15塚原は#998吉田から厳しいプレッシャーを受けるが、最後までトップの座を守り切って初優勝を飾った。2位には#998吉田、3位には#250石川が入った。一方、序盤から繰り広げられていた#723勝野、#85芦田、#190畑中、#909野田による激しい4番手争いは、3周目の最終コーナーを立ち上がったところで#723勝野のペースが落ち、ピットへ入って戦線を離脱。結局4位でチェッカーを受けたのは#190畑中で、5位には5周目のヘアピンカーブで#85芦田をオーバーテイクした#909野田が入った。
《優勝 #15塚原和臣選手のコメント》
「連休の間にこのサーキットを200周ぐらい走りました。富士は自分に合っているような気がします。もっと練習して上位ドライバーと勝負してみたいと思います」
《2位 #998吉田隆ノ介選手のコメント》
「悔しいです。ロケットスタートで先頭をキープできたので、このまま逃げられればいいなと思いました。100Rで塚原選手に詰められ、そこからは締めるしかなかったのですが、ハイペースできていたのでやられてしまいましたね。セクター3でベストが出たので自分的には満足しています。次回もしっかり頑張ります」
《3位 #250石川光久選手のコメント》
「楽しいレースでした。予選も3位、レースでも3位に入れたので嬉しいです。レース中は前の2台がバトルしていましたので怖かったです。後ろは離れたので安心していました。前だけ見て頑張ろうと思いました」