決勝レース 9月8日(日)
天候:くもり / 路面:ドライ
予選終了から約2時間のインターバルで決勝レースのスタート進行が始まった。気温25度、サーキット上空には雲が漂うコンディションの中、11時25分よりフォーメーションラップがスタート。予選でマシンを壊してしまった1台を除く22台が1周の隊列走行を終え、全車グリッドに着くと、電光掲示板に「5sec」が表示され、レッドシグナルが消灯。9周の決勝レースが開始した。ポールスタートの#15塚原は徐々にマシンを右に寄せながら1コーナーへ向かって行く。一方、セカンドグリッドの#75木下も上手いスタートを見せ、#15塚原と並ぶように1コーナーへアプローチ。しかし、#15塚原は#75木下に先行を許さず、ホールショットを決める。この2台の後方には#724中西、#36阿久津、#5熊谷、#410佐々木らが続く。序盤から#15塚原と#75木下は激しいトップ争いを展開。ハイペースで逃げる#15塚原に#75木下が執拗にプレッシャーを掛ける。#75木下はレース終盤となる7周目に、このレースのベストラップとなる1分55秒480を叩き出して猛追するが、次の周に突然ペースが落ち、#724中西に先行を許してしまう。これでプレッシャーが無くなった#15塚原は残り2周を冷静に走り切り、見事ポール・トゥ・ウィンで今期2勝目を飾った。2位には#724中西、3位に#36阿久津、以下#5熊谷、#76北嶋優一の順でチェッカーを受け、#75木下は6位でレースを終えた。今回は後方でも激しいバトルが繰り広げられ、北の大地でのエキサイティングなレースは終了した。
《優勝 #15塚原和臣選手のコメント》
「木下選手が途中で失速してしまったのですが、とにかくそれまでは抜かれそうでヒヤヒヤしたレースでした。後ろを見ながら予選の時のようなペースで走りました。でも木下選手がいなくなってからはペースを落としました。クルマは完璧でした。タイヤの内圧を下げたのは失敗でしたね。また次回も表彰台を狙いたいと思います」
《2位 #724中西正峰選手のコメント》
「今回は岩間店長がいなかったので厳しい戦いになると思っていました。でも電話で連絡を取りながらアドバイスをもらい、初めてのコースにも関わらず、いい結果を残すことができました。北海道まで美味しいものを食べに来た甲斐がありました。レースでは前の2人について行こうと思ったのですが、全くついて行けず、一人旅になってしまいました。その分余裕を持って走ることができたので、このような結果を残すことができました」
《3位 # 36 阿久津敏寿選手のコメント》
「この順位はタナボタです。練習からタイムが出ていなかったので、メカニックに部品を交換してもらったりしてここまで順位を上げることができました。これはメカニックと天翔パパのおかげです。予選はレイハート軍団が引っ張ってくれたので上位に食い込むことができました。今回はタイヤが分からなくなってしまい、このサーキットのうねる路面に苦戦しました。タイヤの内圧も今まで無かったような数値まで落としたりしました。でも走る度にコンマ5秒ずつタイムを縮めることができました。木下選手は残念でしたね。これもレースです」