8時30分より15分間の公式予選が開始された。ドライバー達は時折吹く強い風に悩まされながらも徐々にタイムを上げていく。計測開始から8分が経過した時点でアクシデントが発生、赤旗提示で予選は一時中断。この時点でトップは単独走行でアタックしていた#78岸野。コースがクリアになると残り時間6分15秒で予選が再開される。アタックできるのは1回で、ここまで#88檜山のスリップストリームを使ってアタックしていた#74小野は単独走行に作戦を切り替え、最終ラップに#88檜山のタイムを上回る2分41秒946を叩き出し、2度目のポールポジションを獲得。2番グリッドには#78岸野、以下#88檜山、#38岩間と続き、地元九州勢の#12福川 光一郎、#15相間 政博がそれぞれ5番、6番グリッドで決勝レースを迎える。
《ポールポジション #74小野 貴史選手のコメント》
「いつも専有走行を走らない岸野さんが今回は走っていたので、かなり気合いが入っていて勝てそうもないなと思いました。でも今回は岩間さんに勝ってリベンジすることが目的だったので良しとしました。予選はチームメイトの檜山さんと引っ張り合う作戦で臨みました。最初に檜山さんがベストタイムを出して、次に自分がアタックする番だったのですが、ちょうどそのタイミングで赤旗が出てしまいました。その時点でポジションは5番手だったのでこれはまずいと思いました。予選再開後は残り時間も少なく、1アタックしかできないので自分ひとりでコースインしました。結果はひとりコースレコードの41秒台に入れることができてポールを獲得できました。これで来年まではコースレコードホルダーでいられますね。」
Pos. | Car No. |
Driver | Car Name |
Time |
Delay | Gap | Ave. Km/h |
Lap | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 74 | 小野 貴史 | SPMレイハートμ N-ONE | 2'41.946 | - | - | 103.901 | 5/5 | |||
2 | 78 | 岸野 治男 | IDI雄建アルファN-ONE | 2'42.401 | 0.455 | 0.455 | 103.610 | 6/6 | |||
3 | 88 | 檜山 知樹 | やはたSPMレイハートN-ONE | 2'42.521 | 0.575 | 0.120 | 103.534 | 4/5 | |||
4 | 38 | 岩間 浩一 | HCM☆SUPER☆N-ONE | 2'43.694 | 1.748 | 1.173 | 102.792 | 5/5 | |||
5 | 12 | 福川 光一郎 | DXL★☆バルボリンN-ONE | 2'44.951 | 3.005 | 1.257 | 102.008 | 4/5 | |||
6 | 15 | 相間 政博 | 相間自動車還暦オヤジN-ONE | 2'45.036 | 3.090 | 0.085 | 101.956 | 6/6 | |||
7 | 666 | 高橋 純子 | N-ONE♥N-ONEガールズ | 2'46.199 | 4.253 | 1.163 | 101.242 | 6/6 | |||
8 | 24 | 久保 憲彦 | 福岡県ホンダカーズN-ONE | 2'48.121 | 6.175 | 1.922 | 100.085 | 5/5 | |||
9 | 18 | 野崎 達也 | N-ONE Modulo | 2'50.251 | 8.305 | 2.130 | 98.833 | 2/2 | |||
10 | 111 | 柳田 夢 | ホンダ デザイン N-ONE | 2'57.386 | 15.440 | 7.135 | 94.858 | 4/5 | |||
11 | 345 | 梶村 和以 | N-ONE★HG広報室 | 3'04.338 | 22.392 | 6.952 | 91.280 | 4/4 | |||
***** 以上予選通過 ***** |
参加台数:11台 出走台数:11台
N-ONE OWNER’S CUP第6戦は、10月12日(日)に大型の台風19号が接近する大分県のオートポリスで開催された。
今年2回目となるオートポリスでの開催は、参加台数11台でそのうち初参戦は5台であった。前日の土曜日には2回の専有走行が設けられ、オートポリスでの走行経験が少ないドライバーのために元SUPER GTドライバーで、このレースでセーフティカードライバーを務める菅 一乗氏による先導走行が行われた。専有走行でコースレコードを上回ったのは2分41秒034をマークした#78岸野 治男選手と2分41秒506の#74小野 貴史選手。42秒台のタイムをマークしたのは#88檜山 知樹選手と#38岩間 浩一選手のふたりで、レースではこの上位4名の激しいバトルが予想される。