公式予選 5月27日(日)
天候:晴れ / 路面:ドライ
早朝は雲に覆われていたサーキット上空も予選が始まる頃には日差しも見え始めてきた。8時25分になるとコースインゲートがオープン。前日の練習走行で車を壊してしまった1台を除く40台が次々とコースに入っていく。クリアラップを取るのが難しい状況の中、タイム計測開始早々に#390坂井拓斗が2分00秒842を叩き出し、前年度チャンピオンの実力を見せつける。2番手にはFIA F4に参戦中の#34石坂瑞基がポジションを上げてくる。SUGOを得意とする#36阿久津は何とかクリアラップを取り、2分00秒515をマークしてリーダーボードのトップに躍り出る。開始から約10分が経過したところでアクシデントが発生したため赤旗中断となる。コースがクリアになると再び残り5分のタイムアタックが始まるが、上位順位は変わらず#36阿久津が今季2回目のポールポジションを獲得する。2番手には#390坂井、3番手には全日本F3やGT300の経験がある#373清原章太、以下#34石坂、#119森下陽介、#137若林勇成がつづいた。
《ポールポジション #36阿久津敏寿選手のコメント》
「1周目に何とかアタックできたのですが、最終コーナーで前が詰まってしまってタイムがでませんでした。1周空けた3周目に何とかクリアラップが取れました。自分でもよくあのタイムが出たなと思いました。坂井選手が2分00秒台を出していたので焦りましたけど、赤旗が出る前にベストタイムを出すことができました。赤旗再開後に坂井選手と地元のドライバーがタイムを出してくると思い、最後の周にアタックしましたがほんの僅かベストタイムには及びませんでした。予選中は前との距離を離そうとすると後ろから詰められてしまい、本当に難しかったです。タイヤに感謝しています。3番手以下はプロのようなドライバーがひしめいているので混戦になると思います。このサーキットはハンドルをあまり切らずにアクセルのオン、オフで曲がれるので、この走り方で頑張りたいと思います」