決勝レース 9月28日(土)
天候:くもり / 路面:ドライ
予選終了から約4時間のインターバルを空けて決勝レースのスタート進行が始まった。お昼頃から雨模様になるという天気予報が出されていたが、幸いなことに予報は外れ、時折強い日差しが降り注ぐ残暑のようなコンディションとなった。12時15分よりフォーメーションラップがスタート。1周の隊列走行を終え、39台がグリッドに着くと、レッドシグナルがブラックアウトして8周の決勝レースが開始。スタートダッシュを決めた#76楠井がレースの主導権を握った。2番手に#38岩間、これに#74小野、#218谷川がつづき、この後方では好スタートを見せた#58水野が#700 Hirobonの前に出て5番手で1コーナー
へ入って行く。オープニングラップ終了時点での順位は#76楠井を先頭に#38岩間、#74小野、#218谷川、#58水野、#700 Hirobonがつづく。2周目に入り#76楠井と#38岩間の間隔がやや広がるが、3周目に#38岩間がベストラップとなる2分11秒953をマークして再びその差を縮める。レースが中盤に入ると、トップ争いは#76楠井、#38岩間、#74小野の3台に絞られてくる。#38岩間の後方では#76楠井のチームメイトの#74小野が#38岩間の前に出て#76楠井の援護射撃をしたいところだが、#38岩間について行くのが精一杯の状況。レースが終盤になってもトップ3台のテール・トゥ・ノーズの争いはつづいたが、#76楠井は落ち着いた走りで#38岩間とのバトルを制し、ポール・トゥ・ウィンで今季初優勝を飾った。2位には#38岩間、3位に#74小野、以下#218谷川、#58水野、#700 Hirobonの順でチェッカーを受けた。
《優勝 #76楠井義則選手のコメント 》
「前回の岡山戦のポール・トゥ・ビリのリベンジができて嬉しいです。前回やられてしまった阿久津さんに勝負を挑んでいたのですが実現できませんでした。レース中は岩間さんのプレッシャーがきつかったです。12秒前半で走っているのに追いつかれてしまうので、もう逃げることができないと思いました」
《2位 #38岩間浩一選手のコメント》
「楠井さんは速かったですね。このサーキットは抜きどころがないので、相手のミスをずっと待っていたのですが、楠井さんはノーミスで走りきりました。後ろから見ていても、これは抜けないと思いました」
《3位 #74小野貴史選手選手のコメント》
「前の2台には追いつけず、ただただ付いていくだけでした。後ろからはプロドライバーの谷川さんやHirobonさんがくるのでどうしようかと思っていたら、水野さんがスタートでHirobonさんを抜いてくれました。あとは谷川さんだけだと思ったのですが、最終コーナーでちょっと 離れたので、そこからは最終コーナーを頑張れば離すことができると思いました。あとは楠井選手が厳しそうに見えたので、援護しなければならないと思いました。でも、前の2台は速く、逆に差を広げられてしまいました」