公式予選 10月27日(日)
天候:くもり / 路面:ドライ
すっかり秋の気配が漂う筑波サーキット。雲の合間から時折日差しが降り注ぐコンディションの中、8時00分より20分間の公式予選が開始された。当初のエントリー48台から2台がリタイヤとなり、46台によるタイムアタックとなった。まずはAグループの23台がコースイン。直ぐさま#998吉田が1分17秒847をマークしてトップに立ち、僅差で#200西郷と#83飯田真也がつける。しかし、#200西郷は1分17秒440のコースレコードタイムを叩き出してトップに躍り出る。これに負けじと#998吉田もコースレコードを破る1分17秒689をマークして#200西郷に食らいつく。その後#998吉田は周回を重ねるごとにタイムを更新し、7周目には1分17秒384までタイムを伸ばしてトップに立つ。なんとか逆転ポールを奪いたい#200西郷は10周目に自己ベストを更新し、#998吉田と0.016秒差まで詰め寄るが前に出ることはできずセッション終了となってしまう。この結果Aグループのトップは#998吉田、2番手に#200西郷、3番手に#12福川光一郎、以下#83飯田、#48関口美弘、#128安藤一郎がつけた。 コースがクリアになるとBグループの公式予選が始まった。最初のアタックで1分18秒235をマークしてトップに立ったのは#36阿久津敏寿。これに#55塚原啓之と兄の#15塚原がつづく。しかし、次の周に#15塚原が1分18秒011までタイムを縮めてトップに躍り出る。この周に#36阿久津も1分18秒018までタイムを伸ばすが#15塚原には0.007秒及ばない。その後3番手につける#55塚原は自己ベストを更新するが、順位を伸ばすことはできずに予選終了となる。これによりBグループのトップは#15塚原、2番手に#36阿久津、以下#55塚原、#101松本玲二、#95柴崎久、#27手塚篤史がつけた。しかし、3番手の#55塚原はセッション終了の際にダブルチェッカーを受け、2グリッド降格のペナルティーが科せられてしまった。 A・B両グループ総合でのトップタイムをマークしてポールポジションを獲得したのは#998吉田で、もう一人のフロントローには#15塚原が並ぶことになった。3番手以降はタイム順にAグループ、Bグループが交互に並ぶグリッドで決勝レースを迎える。 そして、フューチャーズレースのスターティンググリッドはポールポジションに#21金山和弘、2番手に#76北嶋優一、3番手には#183海老原直之、以下#14立花太、#103長島隆、#825高野進が並ぶ。
《ポールポジション #998吉田隆ノ介選手のコメント》
「前半は西郷選手のスリップを使ってタイムを出そうと思ったのですが、競り合いで負けてしまい上手くいきませんでした。一度ピットに戻りクルマを冷やして再度アタックしました。路面状況も良くなっていたので勝負を賭け、クリアも取れたのでタイムを出すことができました。一発のアタックでタイムを出すのは得意なのでここで頑張るしかないなと思いました。事前のテストで兄と一緒に走ってセットを決めました。この結果は兄のおかげです。決勝はポールから逃げ切れるようにミスなく走りたいと思います」
《ポールポジション #21金山和弘選手のコメント》
「今回はフューチャーズレースでポールということですが、棚ぼたでもらったとはいえレースは目一杯走って表彰台に乗れるように頑張ります。よろしくお願いします」