公式予選 6月28日(日)
天候:くもり / 路面:ドライ・ウエット
早朝まで降っていた雨も予選が始まる頃には上がり、コースも徐々に乾き始めてくる。 気温24.5度、湿度86.7%というコンディションの中、9時00分より20分間の公式予選が開始された。出走を取り消した1台を除く37台がコースイン。コースが乾くにつれてタイムが上がり、順位が目まぐるしく入れ替わる。真っ先にタイムを13秒台に入れたのは#36阿久津。そして#707 HIROBONが2分13秒476をマークしてトップに立つと、これに#55塚原啓之、#74小野がつづく。さらに#74小野が2分12秒991をマークしてトップに躍り出ると、次の周には#75松本恭典が#74小野のタイムを上回る2分12秒973を記録してトップに立つ。しかし#74小野は#75松本のスリップを使って2分12秒796を叩き出してポールポジションを決定づける。2番手には#75松本が入りチームメイトの2台がフロントローを独占する。3番手には最後のアタックで2分12秒985までタイムを縮めた#36阿久津。4番手以下は#124和田、#38岩間浩一、#55塚原がつけた。
《ポールポジション #74小野貴史選手のコメント》
「久々のレース。そして自分にとっては今年初めてのレースですが気温も高いし、難しい条件が揃いました。4月には父親が亡くなり、一時はレースを止めようかとも思いました。正直言ってポールが取れるとは思っていませんでした。でも、サーキットに来るといつもの仲間がいたり、応援してくれる人たちもいるので頑張らなければいけないと思いました。結果的にはホームコースの岡山でチームとしてワン・ツーが取れたので良かったです。今回はもう一人のチームメイトの楠井選手がいないのは寂しいですね。去年は一勝もできなかったので決勝レースは優勝目指して頑張ります」