決勝レース 9月26日(土)
天候:くもり / 路面:ドライ
予選終了から約2時間半のインターバルを空けて11時35分よりスタート進行が始まった。気温22.3度、路面温度24.0度というコンディションの中、グリッド上での選手紹介が終わると11時50分よりフォーメーションラップが開始された。1周の隊列走行の後、38台がグリッドに着くとレッドシグナルがブラックアウトし、8周のレースがスタートした。ポールスタートの#74小野は落ち着いた走りでラインを変えること無く一直線に1コーナーへ向かってホールショットを奪う。その後方では#38岩間が上手いスタートを見せ、1コーナー手前で#36阿久津をかわして2番手にポジションを上げる。この後ろには#707 HIROBON、#55塚原、#885目出し帽、#15塚原和臣がつづく。オープニングラップ終了時点での順位は#74小野を先頭に#38岩間、#36阿久津、#707 HIROBON、#55塚原、#15塚原の順。しかし、#15塚原はジャンプスタートをしたためドライブスルーペナルティーを科せられ、上位争いから離脱してしまう。先頭を走る#74小野は2周目にベストラップとなる2分12秒363をマークして逃げ切りを図るが#38岩間との差は広がらない。逆にコーナー入口で#38岩間と#36阿久津の2人に並ばれる場面もあり、苦しい展開になってしまう。そして6周目のアトウッドコーナーで#38岩間が#74小野にアタックし、立ち上がりで抜き去ってトップに躍り出る。2番手にポジションを落とした#74小野は#38岩間に食らいつくが7周目の1コーナーでアクシデントが発生し、セーフティカーが導入されてしまう。レースはこのままの順位で終了し、#38岩間が昨年の第7戦富士大会以来の優勝を飾った。2位には#74小野、3位には#38岩間が入り、以下#55塚原、#707 HIROBON、#885目出し帽がフィニッシュした。
《優勝 #38岩間浩一選手のコメント》
「3番手からのスタートで、前に小野さん、阿久津さんという強烈なメンバーがいたのでポジションキープのレースになると思っていました。でもスタートで阿久津さんを抜くことができて、クルマの調子も良かったので小野さんがアトウッドでミスした隙をついてトップにでることができました。セーフティカーが出たときはホッとしました」
《2位 #74小野貴史選手のコメント》
「勝てませんでした。とにかく後ろのクルマが速いんです。追いつかれて、並ばれて、阿久津さんには手を振られてしまうし。コーナーの立ち上がりで車速が伸びないのでコーナーを頑張ったら最後はタイヤが終わってしまい、止まらない、曲がらない、で結局失速してしまいました。序盤は後ろが離れたので逃げ切れると思いました。抜きにくいコースなので押さえ込もうと思ったのですけどね。抜かれた後は前と離れてしまったのでチャンスはないと思いました」
《3位 #36阿久津敏寿選手のコメント》
「久々に見通しの良いフロントローでからスタートすることができました。スタートを失敗して後ろからHIROBONさんに迫られましたが、何とか表彰台だけは守りたいと思いました。結果的には久々のメンバーと表彰台に上がれたのが良かったです。クルマも仕上がってきました。CVTがダメだったのも分かり、次のSUGOも表彰台に上がれればいいなと思います」