公式予選 6月19日(土)
天候:雨 / 路面:ウェット
この日東北地方が梅雨入りし、朝から雨模様となったスポーツランドSUGO。気温18℃と少し肌寒いコンディションの中、8時30分より20分間のタイムアタックが始まった。ライトオンが宣言され、全車ヘッドライトを点灯してコースイン。先ずは#123川福健太が2分13秒299をマークしてトップに立ち、これに3.47秒差で#55塚原啓之がつづく。ところが開始から7分が経過するとSPインコーナーでアクシデントが発生。赤旗が提示されて予選は一時中断となる。車両回収作業が終わり、コース上がクリアになると予選再開。残り計測時間10分のタイムアタックとなる。残り時間が1分を切った時点でトップに#123川福、2番手に#98菊田、3番手に#999吉田がつける。終了間際に#15塚原和臣が2分14秒108をマークして2番手に浮上したところでセッション終了。しかし、#123川福、#98菊田、#34和田将人の3名は走路外走行をした周があり、当該周のタイムが抹消されることになったが、#123川福は最後のアタックで2分13秒308をマークしてポールポジションを決める。2番手に#15塚原。#98菊田はセカンドタイムが採用されたが順位を落とすことなく3番手にとどまる。以下#410佐々木一平、#55塚原、#999吉田がつづいた。そして#34和田は8番手から13番手までポジションを落としてしまった。
《ポールポジション #123川福健太選手のコメント》
「昨日から天気予報とにらめっこしながら専有走行でのベストタイムは狙わずに雨を想定した予選用のセッティングをしてきました。その結果、赤旗が出る難しいコンディションの中でも好タイムを出すことができました。タイヤの性能を足回りで活かすセッティングでした。ここで曲げたい、ここでトラクションをかけたいという気持ちにマシンが応えてくれたので、安心して走ることができました。一発の速さではなく、安定してタイムを出すことができました。このタイヤはドライでは速さを実証できたのですが、雨でもタイヤの特性を理解して活かせば速いということを実証できて嬉しいです。決勝は雨が強くなってコース上に川ができると苦しいですが、予選と同じ雨量なら勝てると思います」