決勝レース 6月27日(日)
天候:曇り / 路面:ドライ
予選終了から約2時間半のインターバルを空け、11時30分よりスタート進行が始まった。気温23.3℃、路面温度24.5℃、湿度64.5%というコンディションの中、フォーメーションラップが開始された。35台が隊列走行を終えてグリッドに着くと、レッドシグナルがブラックアウト。8周のレースがスタートした。ここで抜群のスタートを見せたのが#34和田。1コーナー手前で先頭に立ってホールショットを奪う。一方、ポールスタートの#414 HIROBONは加速が鈍り、1コーナーの進入ではインから#75松本に抜かれて3番手に順位を落とすが、2コーナーで#75松本の前に出て2番手を奪い返す。トップ集団は先頭の#34和田につづいて#414 HIROBON、#75松本、#74小野の4台。この後方では#3森本と#21金山が5番手争いを展開するが、ヘアピンコーナーの進入で#21金山が#3森本の前に出て5番手に浮上。1周目を終了した時点での順位は、#34和田を先頭に#414 HIROBON、#75松本、#74小野、#21金山、#15塚原和臣がつづく。2周目には4台のトップ集団と5番手との差が広がり、トップ争いは4台に絞られてくる。そしてこの周のヘアピンカーブでは#15塚原が#21金山をパスして5番手にポジションを上げる。3周目に入ると#414 HIROBONがこのレースのベストラップをマークして#34和田を追い詰めるが前に出ることはできない。レースも終盤に入ると#74小野が前の3台から離れ始め、トップ争いは3台となる。レースは1周目から先頭に立った#34和田が#414 HIROBONのプレッシャーに耐え、最後までミスすることなく8周を走り切ってトップチェッカーを受け、今年7人目のウィナーとなった。2位は#414 HIROBON、3位には#75松本、以下#74小野、#15塚原、#45立花太の順でフィニッシュした。
《優勝 #34和田将人選手のコメント》
「スタートは狙ってはいたのですが、思っていた以上に上手くいきました。スタートで前に出ることができたのは大きかったです。最初の4周ぐらいは後ろからプレッシャーがかかっていたので、ミスだけはしないように気をつけました。それと同時に後ろを見ながら、自分が速いところ、相手が速いところを確認して走りました。相手が速いところは自分ももっと攻めることができるという意識で走りを修正しました。レース中は自分を落ち着かせるように言い聞かせました」
《2位 #414 HIROBON選手のコメント》
「スタートを失敗しました。おそらく何かの制御が入ってしまったのだと思います。ブレーキを長く踏みすぎていて、離しても前へ進みませんでした。事前にスタート練習をしていなかったので残念です。スタートしてからはそれでも何とかいけるかなと思ったのですが、和田選手のペースは自分と変わらないので無理でした。全てがスタートで決まってしまいました」
《3位 #75松本恭典選手のコメント》
「表彰台に上がることができて良かったです。和田選手のペースが速すぎて無理だなと思いました。HIROBON選手がどこかで仕掛けるかなと思ったのですが、あのハイペースでは届かなかったですね。それと黄旗が出ていたので仕掛けるところが少なかったので仕掛けるところが無かったです。仕方が無いですね。岡山で関東勢に勝たれてしまったのはちょっと痛いかなという感じです」