決勝レース 7月11日(日)
天候:曇り / 路面:ドライ
11時15分よりフォーメーションラップが開始された。28台が正規グリッドに着き、スタート5秒前が表示されたのち、レッドシグナルがブラックアウト。9周の決勝レースが開始された。ここで抜群のスタートを決めて、ホールショットを奪ったのは2番グリッドの#15塚原。ポールポジションの#414 HIROBONは#15塚原の後方につけて1コーナーから2コーナーへ向かう。その後方では#75松本がインから迫る#36阿久津を抑えて3番手をキープ。そして8番グリッドの#710岡村英莉が好スタートを見せて3台を抜き、#36阿久津の背後につける。1周目から激しいトップ争いを展開する#15塚原と#414 HIROBONであったが、4コーナーでアクシデントが発生。#414 HIROBONがコースアウトしてクルマを壊し、リタイヤとなってしまう。オープニングラップ終了時点でのオーダーは、#15塚原を先頭に#75松本、#36阿久津、#710岡村、#410佐々木、#124笹森がつづく。#15塚原は2周目以降ペースを上げて逃げ切り体制を築き、7周目にはベストタイムとなる1分53秒882をマークして9周を走りきり、トップチェッカーを受ける。これで#15塚原は昨年の第9戦十勝ラウンドにつづき、十勝スピードウェイ2連勝を飾った。2位は#75松本、3位には#36阿久津が入り、4位には#710岡村が#410佐々木の厳しいプレッシャーをはねのけてチェッカーを受けた。
《優勝 #15塚原和臣選手のコメント》
「スタートも良く、ぶっちぎりです。練習の成果が出ました。後ろが離れたので余裕でした。見ている方にとってはレースとして面白くなかったと思います。1コーナーで前に出られましたが、2コーナーまで後ろからプッシュされました。HIROBON選手がいなくなってからは一人旅になってしまい、タイヤを温存して走ったので、次のレースもいけると思います」
《2位 #75松本恭典選手のコメント》
「まあ2位を取れて良かったかな、という感じです。阿久津さんがもう少し離れてくれたらいいのに、と思いました。レース中は阿久津さんの走り方を分析しながら走っていました。前とは1周で1秒のタイム差があったので、追いかけるのは無理でした。でもレースは楽しむことができました」
《3位 #36阿久津敏寿選手のコメント》
「皆さんのおかげで今回走ることができました。走れただけでもありがたいです。表彰台は厳しいと思ったのですが、これもレースですね。HIROBON選手が気の毒です。スタートが上手くいって松本選手の後ろにつくことができました。次のレースもあるのでタイヤを温存して走りました。あれ以上ペースを上げるとタイヤがボロボロになってしまいますからね。クルマの仕上がりはまだまだですね。このコースは路面がうねっているので足回りのセッティングがまだ分からないです。久々に松本選手と一緒にレースができて楽しかったです」