決勝レース 7月11日(日)
天候:曇り / 路面:ドライ
曇り空の下、14時20分よりスタート進行が始まった。第8戦でリタイヤした#414 HIROBONを除く29台がグリッドにつき、選手紹介が終わるとフォーメーションラップが開始された。1周の隊列走行を終え、全車がグリッドにつくと、レッドシグナルが消えて9周のレースがスタート。落ち着いたスタートでホールショットを奪ったのはポールポジションの#15塚原。その後方で好スタートを切ったのは5番グリッドの#36阿久津で、#75松本をパスして3番手で1コーナーへ進入。勢いに乗る#36阿久津は2番手の#55塚原の背後につけて3コーナーへ向かう。そして4コーナーで一気に勝負を賭け、#55塚原をインからパスして2番手にポジションを上げる。オープニングラップ終了時点での順位は、#15塚原を先頭に#36阿久津、#55塚原、#75松本、#124笹森、#76北嶋優一がつづく。2周目に入ると先頭の#15塚原は、このレースのベストタイムとなる1分54秒102をマークして#36阿久津を突き放す。その後走りに余裕さえ感じさせる#15塚原は、9周目には#36阿久津に2.456秒の差をつけ、十勝スピードウェイ3連勝をポール・トゥ・ウィンで飾った。2位に#36阿久津。3位には8周目の4コーナーで#55塚原の前に出た#75松本が入り、以下#55塚原、#124笹森、#76北嶋がチェッカーを受けた。
《優勝 #15塚原和臣選手のコメント》
「余裕でした。今期は表彰台に上がれていなかったので2連勝の100ポイントは大きいです。レース中は後続との差は開きましたが慎重に走りました。レース中はバックミラーで後ろのバトルを見ていました。本当は55号車と1-2フィニッシュしたかったのですが実現できず残念でした。後半戦にもう一回表彰台に上がれたらいいなと思います」
《2位 #36阿久津敏寿選手のコメント》
「先日のクラッシュで悪いものを全て出したような感じです。4コーナーで55号車の塚原さんを抜くことができました。スタート後の1コーナーから3コーナーまで外側のラインを取り、4コーナーでインに入る作戦を立てていました。塚原さんは走り方がフェアなので安心して抜くことができました。その後は前のペースが速く、同じペースで走るには突っ込みすぎになってしまうので無理はしませんでした。後ろでは松本さんと塚原さんがやり合っていたので様子を見ていました。HCM Sports Garageの岩間さんをはじめ、皆さんのおかげで表彰台に上がることができました」
《3位 #75松本恭典選手のコメント》
「スタートで阿久津さんに抜かれて4番手に落ち、その後グラベルに入って横転しそうになったりしましたが、それでも諦めずに55号車の塚原さんを追いかけました。左がつづくコーナーで塚原さんが失速したので抜くことができました。彼とはとてもクリーンなバトルでした」