決勝レース 7月31日(土)
天候:晴れ / 路面:ドライ
気温25℃、路面温度33℃というコンディションの中、スタート進行が開始された。グリッド上での選手紹介が終わるとフォーメーションラップがスタート。1周の隊列走行を終え、全車が正規グリッドに着くと、シグナルがオールレッドからブラックアウトして7周の決勝レースがスタートした。ここでポールスタートの#4石橋はホールショットを決めて主導権を握る。その後方では2番手スタートの#234本田がスタートに失敗。#74小野と#55塚原が#234本田の前に出て1コーナーへ飛び込んでいく。このまま逃げ切りたい#4石橋だが、#74小野、#55塚原、#234本田、さらに#75松本が背後につける。2周目に入ると3番手#55塚原は前をいく#74小野から離され始め、後ろからは#234本田に詰め寄られてしまう。そして3周目、#234本田と12番手の#83飯田真也に対して反則スタートによるドライブスルーペナルティーが科せられ、この2人は順位を大きく落としてしまう。レースが後半になるとトップ争いは#4石橋と#74小野の2台に絞られてくる。2番手の#74小野は4周目にファステストラップとなる2分38秒975を叩き出して追撃するが、#4石橋の前に出ることはできない。その後も#4石橋は#74小野のプレッシャーを退け、一度もトップの座を譲ることなく7周を走り切り、初優勝を見事ポール・トゥ・ウィンで飾った。2位には#74小野、3位には#55塚原、以下#75松本、#45立花太、#482柴原和彦の順でレースは終了した。
《優勝 #4石橋一人選手のコメント》
「ずっと後ろからつつかれ、プレッシャーとの戦いでした。最後はタイヤがタレてしまったので抑え切るのが難しいかなと思ったのですが、小野選手もクリーンな戦いをしていただいたので、どうにか抑え切ることができました。バイクのレースではオートポリスの表彰台に上がったことはありますが、N-ONEでは初めてだったので、感慨深いものがありますね」
《2位 #74小野貴史選手のコメント》
「疲れました。2番グリッドの方がミスしてくれたので2番手に上がることができ、後は前を見て走ることができました。後ろから迫られることもなかったので、前にだけ集中することができました。モチベーションが湧いてきて久々に戦うイメージになりました。でも結局は前を抜くことができなかったので残念でした。石橋さんは地元なので練習もしっかりしていたようで速かったです」
《3位 #55塚原啓之選手のコメント》
「苦手なオートポリスで、練習走行の1本目ではタイムが出せずに悩んでいたのですが、中山コーチにアドバイスをいただき、2本目に上位に繋がるタイムを出すことができました。予選は松本さんに後ろをつかせていただき、走行ラインを勉強させていただきました。その結果良いタイムを出すことができました。決勝は2番手の方がスタートを失敗して3位に順位を上げることができました。後は順位を守る走行になり、小野さんの走りをしっかり見させていただきました。まだ3位しか取ったことがないので次回は2位以上を狙ってファイナルに臨みたいと思います」