決勝レース 10月3日(日)
天候:晴れ / 路面:ドライ
13時15分よりスタート進行が始まった。強い日差しが照りつけ、気温は28℃まで上昇した岡山国際サーキット。初参戦4台を含む36台が1周の隊列走行を終えてグリッドに着くと、グリッド最後方でグリーンフラッグが振られ、レッドシグナルがブラックアウト。8周のレースがスタートした。ポールスタートの#123 川福は後方を牽制するようにラインを一度右へ寄せると再び左へラインを変えて1コーナーへ飛び込み、ホールショットを奪う。2番手に#414 HIROBON、3番手には#75松本がつけるが、そのアウト側に#34和田が並んだ状態で1コーナーへ進入。#34和田はアウト側のグリーンに片輪を落としながらも何とかこらえ、次の2コーナーでインから#75松本をパスして3番手にポジションを上げる。順位を下げた#75松本は#34和田のテールにピタリとつけてオーバーテイクのチャンスをうかがう。オープニングラップを終了した時点での順位は、#123 川福を先頭に#414 HIROBON、#34和田、#75松本、#1岩間、#4石橋、#15塚原和臣がつづく。2周目に入ると#123 川福は徐々に#414 HIROBONとの差を広げていく。その後方では#34和田と#75松本の3位争いが激しさを増し、さらにこの2台の直ぐ後ろには#1岩間が虎視眈々とポジションアップを狙っている。#75松本がバックストレートエンドで一瞬#34和田のインに入るが前に出ることはできない。そして#75松本は3周目の1コーナーで#34和田をアウト側から仕掛けるが抜くことはできず、逆に#1岩間にイン側に入られてしまい、2コーナー手前で先行を許してしまう。レースが中盤に入ると#123 川福はさらにペースを上げ、4周目にはこのレースのベストラップをマークして独走体制を築き、ポール・トゥ・ウィンでシーズン3勝目を飾った。2位は#414 HIROBON、3位には#34和田、以下#1岩間、#75松本、#15塚原の順でフィニッシュした。
《優勝 #123川福選手のコメント》
「スタートと1コーナーのケアだけしっかりすれば、そこからは自分の走りに集中するだけだと思っていました。スタートも上手くいき、1コーナーは牽制しなくてもそのままレコードラインで曲がれる感じでした。1周目のアトウッドを立ち上がるまではHIROBON選手との差も小さかったのですが、自分の走りができれば離すことができると思っていたので、走りに集中しました。自分がミスをしてピンチになることだけは避けたかったです。2周目から3周目に後ろとの離れ方が大きくなり、クルマのセッティングを中盤から後半にピークをもっていく方向にしていたので勝てるという確信が持てました。残すレースは鈴鹿の最終戦だけなので、このレースで勝ってフルポイントで臨みたいと思っていました」
《2位 #414 HIROBON選手のコメント》
「追いつけなかったですね。ミスも無く走ったのですけど、新型があんなに速いとは。もう手に負えません。新しいクルマも以前のクルマと同じレベルに仕上げたのですが、追いつけませんでした」
《3位 #34和田将人選手のコメント》
「今日のレースはしんどかったです。序盤に後ろにいた松本選手が凄く攻撃的だったので大変でした。最後までポジションをキープできたのは自信に繋がると思います」