決勝レース 4月10日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ
気温24度、サーキット上空には青空が広がる絶好のレース日和となった。12時30分よりスタート進行が開始。グリッドでの選手紹介が終わるとピットスタートの1台を除く51台によるフォーメーションラップがスタート。1周の隊列走行を終え、全車が正規グリッドに整列すると、レッドシグナルがブラックアウト。7周の決勝レースがスタートした。ポールスタートの#15塚原はマシンを右側に寄せ、先頭でTGRコーナーへ飛び込んでホールショットを奪う。#98近藤も上手いスタートを決めて2番手をキープ。その後方には#2亀井がつけ、さらに#36阿久津がTGRコーナー立ち上がりでアウトから#968黒羽をパスして順位を上げるが、次のコカ・コーラコーナーでマシンの姿勢を崩し、失速してポジションを落としてしまう。オープニングラップ終了時点での順位は#15塚原を先頭に2番手#98近藤、3番手に#2亀井がつけ、その後方では#968黒羽、#55塚原、#223吉田祐太の3台が横一列でコントロールラインを通過していくが、リーダーボードには#55塚原、#968黒羽、#223吉田の順で表示される。2周目に入ると先頭の#15塚原と#98近藤との差が徐々に開き始め、3番手の#2亀井も前との差が広がってくる。この後方では#223吉田がコカ・コーラコーナーでアウトから#968黒羽をパスして5番手に順位を上げる。しかし、この直後にADVANコーナーでアクシデントが発生し2周目を終了する前にセーフティカーが導入されてしまう。コース上がクリアになるとセーフティカーがピットロードに入り、残り3周のレースが再開。再スタート後のTGRコーナーには#15塚原の直ぐ後ろに#98近藤がつけ、その後方では#55塚原が#2亀井をパスして3番手に浮上。その先のコカ・コーラコーナーでは#223吉田も#2亀井を抜いて4番手にポジションを上げる。#15塚原は終始安定した走りで7周を走りきり、ポール・トゥ・ウィンでシーズン1勝目を飾った。2位は#98近藤、3位には#55塚原、以下#223吉田、#2亀井、#968黒羽がつづいた。
《優勝 #15塚原和臣選手のコメント》
「気分良いです。昨日オイルの粘度を柔らかいのに変えたのが良かったのかもしれません。子どもを含めチームとしてこのサーキットを200周以上走りましたので、その成果が現れたと思います。何とか逃げ切ることができて幸先良いスタートが切れました。スポンサーカラーのマシンでポール・トゥ・ウィンを飾ることができたので恩返しができたと思います。セーフティカー解除後はスピンしないように抑えて走りました。幸先良い走り出しになりました」
《2位 #98近藤雅之選手のコメント》
「チームを応援してくださった皆さま、ありがとうございます。チームを含む皆さまのおかげで2位に入賞できました。初めての表彰台なので嬉しいです。ここまで色々と細かいセッティングをして、専有走行でクルマが仕上がりました。この結果が残せたのは今まで蓄積してきたデータがあったからで、それを上手く使えたことだと思います。レースでバトルはできなかったのですが、自分の実力は出し切れたと思います。良いレースができて気持ち晴々です」
《3位 #55塚原啓之選手のコメント》
「去年と同じで予選で失敗して悔しい思いをしましたが、レースまでに気持ちを切り替えて表彰台を目指しました。レース結果は去年と同じ3位だったのですが、さらに練習してもっと上の順位を狙います。いかに予選が大事か勉強になりました」