決勝レース 10月15日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ
予選終了から2時間後の11時00分よりスタート進行が始まった。気温は23.8℃まで上がり、少し汗ばむコンディションの中、グリッド上で選手紹介が行われ、11時15分よりフォーメーションラップが開始された。43台が1周の隊列走行を終えて再び正規グリッドに着くと、レッドシグナルがブラックアウトして8周のレースがスタートした。ここでホールショットを奪ったのはポールポジションの#38岩間。その後方で抜群のスタートを見せたのが3番手スタートの#36阿久津で、1コーナーで#3 GAMISANの前に出る。その後ろでは#55塚原と#473板倉による4番手争いが激しく、アトウッドカーブ立ち上がりで#473板倉が#55塚原に並ぶとバックストレートで前に出て4番手にポジションを上げる。1周目のコントロールラインを#38岩間、#36阿久津、#3 GAMISANの順で通過すると、少し間隔を空けて#473板倉、#55塚原さらにその後方には9番手スタートの#223吉田祐太が6番手まで順位を上げてくる。しかし2周目に入ると#223吉田のペースが落ち、代わって#448ヨシタクが6番手にポジションを上げる。レースが終盤に入るとトップ争いは#38岩間と#36阿久津の2台に絞られてくる。#38岩間は最終ラップに#36阿久津から猛チャージを受けて差を詰められる場面もあったが、最後まで冷静に走りつづけ、ポール・トゥ・ウィンで今期2勝目を飾った。2位に#36阿久津、3位には#3 GAMISAN、4位に#473板倉、5位には最終ラップに#55塚原をパスした#448ヨシタク、6位に#55塚原が入った。
《優勝 #38 岩間浩一選手 のコメント》
「久しぶりに楽しいレースでした。鈴鹿でも優勝しましたが下位優先のレースだったので、今回は納得のできるいいレースでした。レース中も予選と同じぐらいのペースで走ることができました。タイヤの調子も良かったです。最後はタイヤが厳しくなったのとミスもあって、阿久津さんに追いつかれてしまいましたがフェアなレースでした。今年は完走した3レースは全て表彰台に上がれたので良かったです。JG3も熟成されてきましたし、タイヤもオイルも実用レベルになってきまたのでこれからが楽しみです」
《2位 #36 阿久津敏寿選手 のコメント》
「スタートが上手く決まりました。GAMISANはベテランドライバーなので、レースが荒れることは無いと思っていました。岩間さんのペースが速かったですね。ついて行くことはできても抜くことはできませんでした。2周目に後ろが離れたので、このまま行けると思いました。やっぱり予選の順位が大事ですね。岡山は前回優勝しているし相性が良いコースです。タイヤも後半までもつのでコースと相性が良いですね。新品からタイムが出るようになったので、雨さえ降らなければ今後が楽しみですね」
《3位 #3 GAMISAN選手 のコメント》
「何とか予選でポールを取りたくて頑張りました。取れたと思ってピットに帰ったら抜かれていました。決勝はスタートで失敗してしまうことが多いのですが、今回は上手くいったつもりでした。でも絶妙なスタートタイミングの阿久津さんに抜かれてしまいました。ポジションはひとつ落としてしまいましたけど、楽しいレースでした。次が見えたので楽しみです」