決勝レース 3月5日(日)
天候:晴れ / 路面:ドライ
予選終了から約1時間半のインターバルを空けて11時40分よりスタート進行が始まった。日差しは徐々に強くなるものの気温は10.4℃までしか上がらない。ピットスタートの2台を除く42台のマシンがダミーグリッドに並び、選手紹介が終わるとフォーメーションラップがスタート。1周の隊列走行を終え、全車が正規グリッドに整列すると、レッドシグナルがブラックアウト。7周のレースがスタートした。ポールスタートの#743山内が真っ先に1コーナーへ進入してホールショットを決める。その後方では#410櫻井が好スタートを決め、1コーナーで#31森川をアウト側から抜き去り2番手にポジションを上げる。さらにその後ろでは#91片野が#32佐久間をパスして4番手に浮上する。オープニングラップを終了した時点での順位は#743山内を先頭に、#410櫻井、#31森川、#91片野、#65黒沢誠、#53古屋守人の順。2周目に入ると先頭集団は4台に絞られてくる。トップを走る#743山内は3周目にファステストラップとなる2分46秒822をマークして後続を引き離しにかかる。一方、2番手争いの#410櫻井と#31森川はバトルの影響でペースが上がらず、トップとの差が徐々に広がっていく。レースが終盤に入っても#743山内は安定したペースで走り、2番手以下に4秒以上の差を付け、ポール・トゥ・ウィンで初優勝を飾った。2位は#410櫻井、3位には#31森川が入り、4位は最終ラップの激しいバトルから抜け出した#53古屋、以下#91片野、#121木村がつけた。
《優勝 #743 山内拓磨選手のコメント》
「決勝の後半は辛かったです。予選でも前に引っかかってしまったのが残念ですけどね。レースではみなさんの手本になる走りができればと思いました。最後まで争いができたので良かったと思います。今回はサムライジーンズさんの企画で参戦することになったのですが、今後も何回か参戦するので、また勉強させていただきます」
《2位 #410櫻井颯一郎選手のコメント》
「レースの内容としては、前半はポジションアップしてトップに挑戦するところまでいけたのですが、自分のペースを上げられなくて、最終的にそのままの順位でゴールということになってしまい、悔しさが残るレースでした。ホンダ学園で初めて出場したSUGOのレースが3位で、それ以降シングルの順位すら取れていなかったので、今回自己最高位を更新することができました。次は一つ残った順位に挑戦したいと思います。チームスタッフの皆さまとホンダ学園に感謝しています」
《3位 #31森川貴光選手のコメント》
「予選は2番手でフロントローに並ぶことができたのですが、今回が四輪のデビューレースということもあって、接近戦やクルマの距離感などが難しかったです。スタート直後は抜くときの距離感が分からなかったので攻め切れず、逆に順位を落としてしまい、そのままのポジションで終わってしまいました。レース結果については悔しいですが、初めてということで納得できる部分もありました。今回たくさん課題ができたので、今後は一つ一つ潰して、もっと上の順位でフィニッシュできるように頑張ります。アウティスタさん、ホンダカーズ横手中央さん、ホンダ学園の学生さんなど沢山の方々に支えられたおかげでこの順位があると思います」