メインレース決勝 4月9日(日)
天候:晴れ / 路面:ドライ
気温は18.9℃まで上がるが風は冷たく、肌寒い状況の中11時55分よりスタート進行が始まった。グリッド上では54台の選手紹介が行われ、その後フォーメーションラップが始まった。1周の隊列走行の後、全車が正規グリッドに着くとレッドシグナルがブラックアウトして7周の決勝レースがスタート。#45塚原は初めてのポールポジションとは思えない落ち着いた走りでホールショットを奪う。その後方では#75森本と#35高橋が並んでTGRコーナーへ飛び込んでいく。コカコーラコーナーでは2番手の#75森本が#35高橋に先行を許すが、先のグリーンファイト100Rで抜き返して順位を戻す。オープニングラップ終了時点での順位は、#45塚原を先頭に#75森本、#55塚原、#968黒羽、#35高橋、#250石川がつづく。2周目に入ると#75森本がTGRコーナー手前で#55塚原の前に出て2番手にポジションを上げ、さらにADVANコーナー立ち上がりで#45塚原をパスしてトップに浮上する。2番手に順位を落とした#45塚原はダンロップコーナーの先で#55塚原にも抜かれて3番手まで後退してしまう。レースが3周目に入るとトップ争いは#75森本、#55塚原、#45塚原の3台に絞られ、4番手以下を引き離し始める。パナソニックコーナーを立ち上がるとこの3台は横一列に並び、コントロールラインは#45塚原が先頭で通過するが、4周目のTGRコーナーは#75森本、#55塚原、#45塚原の順で通過。#75森本と#55塚原はサイド・バイ・サイドのバトルを繰り広げ、最終コーナーを立ち上がると再び3台が一列に並ぶが、コントロールラインは#55塚原、#75森本、#45塚原の順で通過していく。4周目のダンロップコーナー先の左コーナーでは#55塚原と#75森本が並走状態となり、2台がアウト側にはらんだ隙に#45塚原が2台を抜いてトップを奪い返す。しかし、この時ダンロップコーナーでアクシデントが発生。セーフティカーが導入された後に赤旗が提示されてしまう。その後レースは再開されることなく、4周目終了時点での順位で終了となった。優勝は#55塚原、2位は#75森本、3位には#45塚原、以下#35高橋、#968黒羽、#250石川であったが、#55塚原と#75森本はレース中にドライブ行為の規律違反があり、競技結果に30秒加算のペナルティが加算され順位を大きく下げることとなった。これにより優勝は#45塚原、2位は#35高橋、3位には#968黒羽、以下#250石川、#1岩間、#743大河内が繰り上がった。
《優勝 #45 塚原臣吾選手のコメント》
「ダンロップコーナー手前あたりでパドルシフトを触って失速してしまい、登りに入ったあたりで気がついたのですが3番まで順位を落としてしまいました。でも前の2台が激しいバトルをしていたので何とか追いつくことができました。その後ダンロップコーナー立ち上がりで前の2台が外側へ膨らんだ隙にインから抜いてトップに戻ることができました。赤旗が出てピットに入ったら1番のボードの方へ案内されたので、あっけない優勝でした。でも、初ポールからの初優勝なのでとても嬉しいです。次の目標はシリーズチャンピオンです」
《2位 #35 高橋智紀選手のコメント》
「予選の時と比べるとフロントが入らなくて前について行くのに苦労しましたが、前が激しく争ってくれたのでチャンスはあるかなと思いました。次のレースからニュータイヤをつけなければならないので、この結果は良かったのか悪かったのか分かりませんが、本当は1位か4位が良かったです。同じチームの臣吾君が優勝したのは喜ばしいことですね」
《3位 #968 黒羽啓太郎選手のコメント》
「激しいレースでしたね。途中からはワンチャンスあればという感じでした。できればシャンパンファイトをやりたかったです。今回から車両をJG3に変えて、あまり練習もできず、ほとんどシェイクダウンのような感じだったのですが、何とか成績を残すことができました」