決勝レース 5月9日（土） 天候：くもり / 路面：ドライ

今にも雨が降り出しそうなくもり空の下、13時30分よりフォーメーションラップがスタートした。
31台がスターティンググリッドに整列し、レッドシグナルが消灯すると7周のレースがスタートした。
ポールポジションの#127小林は落ち着いたスタートを見せ、ホールショットを決める。セカンドポジションの#67安井は、一瞬出遅れたものの2番手のポジションをキープして2コーナーを立ち上がって行く。その後方には#36阿久津、#336吉田、#35森本が続く。3番手争いは#336吉田が#36阿久津に猛烈なアタックをしかけ、5コーナーでインを刺して一瞬#36阿久津の前に出るが、クロスライン状態になり、立ち上がりで#36阿久津に抜かれてしまう。
オープニングラップのオーダーは#127小林を先頭に#67安井、#36阿久津が続き、#35森本がバックストレートで#336吉田を捕らえて4番手に浮上。
2周目に入ると4番手争いが激しくなり、4番手#35森本の後方では#38岩間と#390坂井 拓斗が#336吉田をパスしてそれぞれ順位を上げる。
レースも中盤に入るとトップ争いは#127小林、#67安井、#36阿久津の3台に絞られてくる。初レースとは思えない#127小林と#67安井のバトルは最終ラップまで続いたが、#127小林は5周目にベストタイムをマークして最後までトップの座を守り抜き、見事ポール・トゥ・ウインでデビューレースを飾った。2番手に#67安井、3番手にはベテラン#36阿久津が入り、レースは終了した。4番手には4周目にひとつポジションを上げた#38岩間が入り、以下、#35森本、#390坂井、#336吉田の順でチェッカーフラッグを受けた。

《優勝 #127小林 天翔選手のコメント》
「優勝を狙っていたので良かったです。久しぶりの優勝なのでまだ実感が湧いてこないです。レースは序盤から逃げ切り体制を築くセッティングで臨んだのですが、プレッシャーがきつく、引き離すことができない状況になってしまいました。気持ちも辛くなり、それに伴って1コーナーやビクトリーコーナーでは突っ込みすぎてクルマが不安定になってしまいました。後ろがぴったりついてくる状態で逃げ切れる状態ではありませんでした。レースは長く感じましたけど、とても楽しかったです」

《2位 #67安井 亮平選手のコメント》
「初レースで表彰台に上がれた嬉しさより、負けた悔しさの方が大きいです。完璧に自分に負けたという感じです。仕掛けられなかったのが悔しいですね。」

《3位 #36阿久津 敏寿選手のコメント》
「世代交代です。なかなか上手くいかないですね。精一杯のレースでした。自分としては悪くないレースだったと思いますが、勝ちに来たので残念です。前回の練習走行の時と路面の感覚が違っていたので苦戦しました。次の岡山は頑張ります」